2次元児童ポルノ 石原知事「僕の目で見届ける」(産経新聞)
東京都の石原慎太郎知事は19日の定例会見で、子供の過激な性行為を描いた漫画やアニメなど「2次元児童ポルノ」の規制条例案について、都議会が継続審議を決めたことに「幸い継続審議になったので、そういうものを僕自身の目で見届ける。君(記者)が提供してくれ。参考にするから」と冗談交じりに話した。会見の詳報は以下の通り。
「私から冒頭、申し上げることはございません。質問があったらどうぞ」
−−築地市場の移転問題について。今日の都議会委員会で、民主党が移転関連予算の修正案の提出に向けて動いていると。共産党も同じく明言したが
「いや、(修正案の)内容もつまびらかにしておりませんし。いままで行政が行政なりに理を尽くしてきたことですからね。修正を何の根拠と論拠をもってするのか承らないと、反論のしようもないけれども、今の段階で」
−−民主党もマニフェストに掲げた政策ということもあり、妥協点が見えづらい状況が続いている
「マニフェストに掲げたっていうのは党利党略でしかなくてね。そりゃ選挙やるからには、それぞれ主張があるでしょうけれど」
「何であろうとマニフェストの対象にしたってね、築地なら築地の問題にしても、あくまで都民の利益、都民の立場というものを考え、しかも現場の方々の立場を考えた上で議論が尽くされるべきだと私は思います。ずいぶん(議論を)やってきたと思いますけれども、これからどういう修正案が出るのか、あるいは、どういう付帯決議になるのか。それを見極めた上で、こちらも態度を決めると思います。はい」
−−関連で。先週金曜日の予算特別委員会の際に、石原知事が「私がいつ辞めるか分かりませんぞ」と発言したが…
「そうだねえ。いつ死ぬかも分からないもんね、そんなもの」
−−その真意は?
「あ? 人生はケ・セラ・セラじゃない? あなた(記者)だっていつ死ぬか分からないしさ。…ということよ」
−−読み方としては、築地市場移転とかで…
「いろいろ読み方はあるよ! どうぞ、いろいろ読んでくださいよ、ほんと」
−−都民の真意を問いたいという気持ちでは
「あー…。そういうとらえ方もあるでしょうなあ。私は考えたこともないけれども」
−−青少年健全育成条例の改正案が都議会総務委員会で全会一致で継続審議となったがどう思うか
「これね、私もちょっとね、まだ精読していないというか、詳細に考えていないんでね。18歳という年齢の規範というものは、今までの法令にかんがみてのことらしいんだけれども、そこら辺の兼ね合いがね、うーん…いろいろと誤解を受けているみたいだし。だから継続審議でね、いろいろな方がいろいろな心配や憶測もしているんでしょうけれども。そういう誤解を解いてね」
「しかし、今あるああいう出版物への対応を好ましいと思っている人はいないと思いますよ。それを表現の自由とかね、そういうものを借りてまかり通らせるってことは、あっちゃいけないから法律案が出てきたのでしょうけれども。それ(改正案の)ちょっと作り方がまだ未熟というか。不本意でも周知徹底して、効果を上げて、決して言論の統制とか表現の自由を阻害しない形でね。まあ、ある程度制限になるかもしらなん。何でもかんでも良いってもんじゃないから」
「だから継続審議する間にですね、いろんな人の意見を聞いて、誤解も解くことで、きちっとした条例に収斂(しゅうれん)していくことは好ましいと思う。あまり拙速にすることはないと思います」
−−反対派は「規制の基準があいまい」などと危惧(きぐ)しているが、そういった部分を見直すのか
「そうですね。好ましいと思います」
−−反対派には、表現について行政が規制すること自体に懸念する人もいる
「表現というのは、ピンからキリまで幅が広いですから。マキシマムに近い表現っていうものが、社会的に大きな害悪をもたらしているなら、規制されるべきじゃないですか。とんでもないものを描いたり、自分の幼気(いたいけ)な子供の局部を撮って売り物にする親も。それが親としての愛情といわれればそうかもしれないが、まかり通るものと通らないものがあるからね。常識的にそういったものの範疇(はんちゅう)を決めることは重要だと私は思いますよ」
−−改正案の特徴である漫画などで描かれる架空の子供「非実在青少年」であっても規制を明記する必然性があるのか
「架空の表現、映像、イメージはいろいろあるだろうね。私は残念ながらね、対象となっているものは読んでもいないし、見てもいないのでね。幸い継続審議になりましたんで、そういう物件に対して僕自身の目で見届けてね。まあ自分で買いに行くつもりもないから、君(記者)あたりが提供してくれよ。参考にするから」
−−氾濫(はんらん)する漫画やアニメなどが青少年に害悪を与えている状況があるのか
「ありますよ、そりゃ。ないと思う方がおかしい」
−−(影響があるということの)科学的な根拠が委員会でも議論になり、根拠が示されなかったが…
「表現っていうのは口頭じゃなくてね、『こういうものがあります』って見てみたいんですよ。ちょっと買いに行くのは気が引けるからね。君、ぜひ、おれに届けてくれよ。それみて判断するから。それじゃ」
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「いや、(修正案の)内容もつまびらかにしておりませんし。いままで行政が行政なりに理を尽くしてきたことですからね。修正を何の根拠と論拠をもってするのか承らないと、反論のしようもないけれども、今の段階で」
−−民主党もマニフェストに掲げた政策ということもあり、妥協点が見えづらい状況が続いている
「マニフェストに掲げたっていうのは党利党略でしかなくてね。そりゃ選挙やるからには、それぞれ主張があるでしょうけれど」
「何であろうとマニフェストの対象にしたってね、築地なら築地の問題にしても、あくまで都民の利益、都民の立場というものを考え、しかも現場の方々の立場を考えた上で議論が尽くされるべきだと私は思います。ずいぶん(議論を)やってきたと思いますけれども、これからどういう修正案が出るのか、あるいは、どういう付帯決議になるのか。それを見極めた上で、こちらも態度を決めると思います。はい」
−−関連で。先週金曜日の予算特別委員会の際に、石原知事が「私がいつ辞めるか分かりませんぞ」と発言したが…
「そうだねえ。いつ死ぬかも分からないもんね、そんなもの」
−−その真意は?
「あ? 人生はケ・セラ・セラじゃない? あなた(記者)だっていつ死ぬか分からないしさ。…ということよ」
−−読み方としては、築地市場移転とかで…
「いろいろ読み方はあるよ! どうぞ、いろいろ読んでくださいよ、ほんと」
−−都民の真意を問いたいという気持ちでは
「あー…。そういうとらえ方もあるでしょうなあ。私は考えたこともないけれども」
−−青少年健全育成条例の改正案が都議会総務委員会で全会一致で継続審議となったがどう思うか
「これね、私もちょっとね、まだ精読していないというか、詳細に考えていないんでね。18歳という年齢の規範というものは、今までの法令にかんがみてのことらしいんだけれども、そこら辺の兼ね合いがね、うーん…いろいろと誤解を受けているみたいだし。だから継続審議でね、いろいろな方がいろいろな心配や憶測もしているんでしょうけれども。そういう誤解を解いてね」
「しかし、今あるああいう出版物への対応を好ましいと思っている人はいないと思いますよ。それを表現の自由とかね、そういうものを借りてまかり通らせるってことは、あっちゃいけないから法律案が出てきたのでしょうけれども。それ(改正案の)ちょっと作り方がまだ未熟というか。不本意でも周知徹底して、効果を上げて、決して言論の統制とか表現の自由を阻害しない形でね。まあ、ある程度制限になるかもしらなん。何でもかんでも良いってもんじゃないから」
「だから継続審議する間にですね、いろんな人の意見を聞いて、誤解も解くことで、きちっとした条例に収斂(しゅうれん)していくことは好ましいと思う。あまり拙速にすることはないと思います」
−−反対派は「規制の基準があいまい」などと危惧(きぐ)しているが、そういった部分を見直すのか
「そうですね。好ましいと思います」
−−反対派には、表現について行政が規制すること自体に懸念する人もいる
「表現というのは、ピンからキリまで幅が広いですから。マキシマムに近い表現っていうものが、社会的に大きな害悪をもたらしているなら、規制されるべきじゃないですか。とんでもないものを描いたり、自分の幼気(いたいけ)な子供の局部を撮って売り物にする親も。それが親としての愛情といわれればそうかもしれないが、まかり通るものと通らないものがあるからね。常識的にそういったものの範疇(はんちゅう)を決めることは重要だと私は思いますよ」
−−改正案の特徴である漫画などで描かれる架空の子供「非実在青少年」であっても規制を明記する必然性があるのか
「架空の表現、映像、イメージはいろいろあるだろうね。私は残念ながらね、対象となっているものは読んでもいないし、見てもいないのでね。幸い継続審議になりましたんで、そういう物件に対して僕自身の目で見届けてね。まあ自分で買いに行くつもりもないから、君(記者)あたりが提供してくれよ。参考にするから」
−−氾濫(はんらん)する漫画やアニメなどが青少年に害悪を与えている状況があるのか
「ありますよ、そりゃ。ないと思う方がおかしい」
−−(影響があるということの)科学的な根拠が委員会でも議論になり、根拠が示されなかったが…
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by u1hfp1jmjb
| 2010-03-25 18:51